ibucacao は、現在準備中です。
カカオセレモニーとは?
カカオセレモニーは、私たち自身や環境とより深くつながる方法として、現代社会で再び注目されています。これは、私たちがしばしば当たり前だと思っている日常に、立ち止まる時間をつくり、心と身体を感じ、感謝や祝いの時間をもうける機会です。古代中南米の文化では純粋なカカオが儀式に使われていましたが、音楽がさまざまな時代や文化の変化する感性を反映するのと同じように、現代ではその精神は形を変えて復活し、繋がりや感謝、目的を見つめ直す場となっています。
こうした現代のカカオによるセレモニーは宗教的ではなく、スピリチュアルと深いつながりがあります。ですが、この体験に参加するために、自分をスピリチュアルな人間だと名乗る必要はありません。本質的に大切なのは、今ここにある生活のシンプルさに立ち返り、個人や集団にとって大切な価値観を尊重することです。形式は異なるものの・感謝・意図・相互の繋がりといった基礎理念は先住民族の古代の伝統から引き継がれています。
カカオセレモニーに参加する理由
現代のテクノロジーや人々に囲まれた世界では、絶え間ない刺激にさらされながらも真の繋がりを感じられず、孤独を覚えることが多くあります。カカオセレモニーは、つながりや創造性を育み、感情や心を大切にしながら幸福感をサポートする体験です。この体験は個々に異なりますが以下のようなメリットがあります。
・精神的、感情的な明晰さ
・あなたの創造的な表現とのつながり
・自己価値と目的の再認識
・感情的な障害の克服
・自己愛やセルフケアの促進
・深い自己とのつながりと高揚感
参加者の中には、カカオを飲みながら明確な意図を定める人もいれば、自分自身や周囲の人々とその瞬間をただ穏やかに過ごすことを意図する人もいます。これらはすべて個人的な選択ですが、共通することは、セレモニーの空間が誰にとっても安全で快適であることです。そこは外の世界の鎧を脱ぎ捨て、完全に自分自身でいられる特別な場所なのです。
セレモニーの場・雰囲気

現代のカカオセレモニーは、ヨガスタジオから職場、ウェルネスセンターから緑豊かな公園まであらゆるところで行われています。輪になってカカオを囲むホールドスペースには雰囲気が極めて重要です。サークルは、安全で受容的な空間を作る事が人々が安心して参加できる鍵です。カカオセレモニーにまつわる文化的伝統を尊重しながら、安全で居心地の良い環境を作り出すのに役立つテクニックがいくつかあります。セレモニーの場は、静けさと安らぎを感じさせるものであり、祭壇や花やろうそく、ファシリテーターの大切なアイテムで飾られ、楽器などが置かれていることもあります。また歌やサウンドなどが一部として含まれることがよくあり浄化のためにお香を焚くことも、香りを使って深い記憶にアクセスしたり、空間のエネルギーを調整をする上で重要な役割を果たします。文化的伝統を尊重しつつこうした工夫で参加者が一体感を感じられる場が作られます。
カカオセレモニーの原則
カカオセレモニーでは、「感謝」「意図」「相互関係」という 3 つの基本原則を中心に自由な体験が可能です。
感謝
セレモニーの最初のステップは、「感謝」捧げる事です。私たちを支える地球のママカカオという植物の恵に感謝を表します。これは先住民コミュニティに由来する重要な慣習でありセレモニーの中心的要素です。多くの参加者は、今の自分を育む環境、愛する人、またはこの特別な空間で尊重したい人生の側面について感謝を表しセレモニーに取り入れています。
意図
カカオセレモニーは、ハートを中心とした体験であり、私たちはハートが向かう方向を定める必要があります。この道を通じて、何らかの気づきや理解に向かう道を見つけたり、あるいは自分自身やその場にいる他の人々との幸せなつながりの中でただ穏やかに過ごすこともあります。どちらであっても、セレモニーの始めに意図を明確にすることで、心を静め、今この瞬間にタップインする事に役立ちます。この穏やかで集中した状態において、カカオのスピリットや自分自身、そしてその場にいる人々のエネルギーをより深く受け取る準備が整います。セレモニーは、ポジティブな目標に向かって進む場となり、たとえそれが1 人で行うセルフセレモニーであっても、必要なのは、「存在感」「開放性」やそれを超えるあなたの偉大なる「意図」だけです。カカオ セレモニーは、祝う、癒す、静寂、許し... など、無数の意図を持つ場として機能します。この体験は、あなたが抱く意図や取り入れるエネルギーによって始まり、そして終わります。
相互関係
カカオは、エネルギーや気分の調整、重要な栄養素の供給、穏やかな思考の促進など、驚くほどの恩恵をもたらす植物です。この豊かな贈り物を受け取る私たちは、その恩恵に感謝し、何かをお返しする必要があります。これが「神聖な相互関係」の核心です。それは、カカオの木やその育つ循環、そしてそれを育てる人々の存在を認識し、すべての人々にとって公平で豊かな仕組みを目指してバランスを取り戻す責任を果たすことを意味します。
カカオは、私たちすべてが存在する豊かな生態系の中で育ち、すべての豊かな生活には欠かす事の出来ない多くの動植物の生息地でもあります。さらにカカオは、食料や生計の手段として、カカオの自然の生息地にいる親戚である私たち人間の生活も支えています。セレモニアルグレードのカカオを選び土地の再生やカカオへの恩恵、そして生産者への公平性を大切意することで、私たちはその起源との相互の繋がりの第一歩を踏み出します。この神聖な役割はそれだけではありません。私たちは、破壊ではなく地球の再生を促し、敵ではなく仲間として共存し、単なる消費者ではなく命を育む存在となるために、日々の生活の中で小さな一歩を確実に踏み出していくことができます。
カカオセレモニーが私たちに教えてくれること
歴史的に、マヤ族やアステカ族などの先住民族は、数世代にもわたってカカオを守り続けてきた主要な民族として知られています。彼らがこの植物と深いつながりを持っていたことがその背景にあると考えられます。先住民族の伝統では、「プラントメディスン」とは、心・体・精神の調和をもたらすものすべてを指します。彼らは、カカオが感情的な障害を取り除く力を持つとであると信じており、カカオと深く交信しすることで、創造主を語るだけではなく、生命の創造主そのものと直接つながる事ができると言います。カカオ セレモニーは、祈りと捧げ物を通してスピリットと交信する場を開く精神的な実践です。この体験を通じて、うちなる声や自然に耳を傾け、知恵を受け取る機会が広がります。
セレモニーには以下の重要な側面があります。
・祝福や祈願を通じて神聖な空間へのアクセスを開くこと
・ 私たちを支える心、自然の要素、エネルギーとのつながり
・ 歌や祈り、意図の言葉、瞑想、呼吸を通じた内的な探求
・肉体とエネルギー体の観察、そしてサークル内での共有を捧げます
これらの要素が、セレモニーの目的と深い意味を形作っています。