マヤやアステカにおいてはカカオの木は世界樹とも言われ、天と地の間の道管として地に根差し『あの世とこの世を結びつける木』とされて
神秘的な力をもつものとされていたそうです。
儀式の捧げものとして
薬として
貨幣として
飲み物として
人々の暮らしを繋げた存在です。
カカオはハートメディスンと言われ、私たちのハートを開く力、ハートに繋がる力があると言います。
ハートは起源（神様）♾️と繋がる場所。
カカオは私たちの起源である愛に繋げてくれる橋渡し。

カカオが育つ場所。
乾燥や日差しに弱いカカオの木は湿潤で降水量の多いジャングルの様な地域を好みます。
土壌や土の健康がとても大切です。
大きくなるまでに2年ほどシェードツリー（影）となる木と一緒に育てられます。
シェードツリーは別名『母の木』と呼ばれ、背が高いので風除けとしてカカオを保護し土に栄養を供給しています。
カカオは土の微生物との交流がはじまります。微生物も地球の智慧をカカオに沢山お話します。
愛情たっぷり栄養いっぱい。
私を美味しくしてくれる。
カカオはマザーカカオに成長するまで沢山の植物に守られて赤ちゃんから少女になるピュアなエンジェルタイムを過ごします。
テーマは愛です。
光に抱かれて未来へつながる母なるカカオになるための準備が始まります。

カカオポッドの誕生。

すべてのお母さん、ママカカオ。

ママカカオと呼ばれる精霊を持つグランドマザー。あなたは私たちを慰め、優しさをもたらし、耳を傾けてくれるから、私たちが内なる柔らかさ神聖さとつながることを可能にしてくれる。あなたとつながることは、癒しの力と優しさの選択をすること。成長したカカオポッドは女性の生殖器とにているんだ。

植物にも同じ外観、形が形成されている不思議。いきものは皆カラダを持っていて同じだね。

カカオの実が熟すと女性の生理機能を模倣する。マヤ文明の残した図像の多くでもママカカオは豊潤、女性性の本質、子宮を象徴していて

出産前後、洗礼時、魂が生まれ変わる日など世界の神話や冥界とも結びついているとマヤでは言われます。

古代文化に沿って意図を持って生まれて育ったカカオはとても神秘なる存在。

土地、農園、プロセスの祈りを通じて敬意と尊敬、愛をもってあつかわれることを教えてくれます。

私から発するエネルギー
あなたから発するエネルギーが化学反応をおこす。
生命体同士が出逢って生じるエネルギーは尊い祈り。
愛を手にする。
神さまがつくったカカオは
人間の中に存在する神さまと繋げる。
愛を現実にして
愛を存在として
愛を生き方の状態にする。
それは、新しい創造を生み出していく力になる。
愛は自由。
カカオと人が出会うとき、
現実にも愛や自由の扉がひらかれる。

Illustrator by Haruka

香りから脳が安らぎ
温かさから身体がほぐれる
内なる精神を完全に意識した状態で
身体の中に存在していく過程
心安らぐひと時を自分のために使う1日のほんの少しの豊かな時間
母なる地球の心や知性と直接つなげるカカオ
私の経験は成長の種となり未来へつながる。
地球の知恵はわたしと共にあり
自然に起きる広がりを楽しむことができる。
地球はあなたが選んで生まれた故郷。

Illustrations by Haruka